自動車整備技能実習生が日本に行くまでのプロセス
目次
プロローグ
日本はトヨタ、ホンダ、日産、スズキ、マツダなどの自動車メーカーの本拠地としても世界的に知られています。もちろん、フィリピンにもです。
そのため、フィリピンで自動車整備業に携わる者たちの夢の国でもあります。
同時に、日本はマンパワーが不足しているという事実をオープンにしていることも知られており、多くの有能はフィリピン人整備士がこのチャンスをものにしたいと考えています。。
一方で有能な候補者は文化の違いや言葉の壁などの理由から、他国での仕事を探すことに躊躇する者ももちろんいます。そのため、実習生に事前の知識と心構えを身につけてもらうための対策として、法で定められた「入国後講習」があるのです。特にフィリピンでは、誤った情報や誤解を招くような情報を避けるために、きちんとしたプロセスが用意されており、実習生はこれらをすべて無料で受講/勉強することができます。
弊社が提携している入国前講習先「YAMAHEI TRAINING ASSESMENT CENTER CORP.」でのプロセスをご紹介します。
この学校ははフィリピンのTESDA認定の自動車整備および日本語の研修・評価センターで、日本への実習生を育成することで知られています。マニラにある自動車整備のTESDA認定校は少なく、NC3(フィリピンの自動車整備資格最高レベル)を取れる唯一の学校です。
応募
YAMAHEI TRAINING ASSESMENT CENTER CORP.に入学できる者の条件は、20歳から37歳まで、自動車整備での経験が2年以上の者です。
そしてもちろん、日本語基礎教育と日本語自動車研修を受ける意思があることが必要です。
直接学校に来るものもいれば、送り出し機関が連れてくる者もいます。
学校の入学試験は筆記試験と面接、そしてオイル交換とブレーキパッド交換シミュレーションの実技試験です。合格者には、研修スケジュールなどのオリエンテーションのため、各送り出し機関への報告が指示されます。
トレーニング
合格者には、具体的な研修スケジュールが提示されます。日本語教育では、基本的な日本語の単語を話し、理解することを学びます。日本語の読み書き、会話の訓練を行います。また、日本の文化や労働倫理などの背景情報を学びます。
自動車研修では、自動車整備士の資格を持った自動車整備士が研修を行います。このトレーニングの内容は以下の通りです。ブレーキ、スピード、ライトテストの実施、リフターとスキャナーの正しい使い方、ハイブリッド車と燃料電池車の基礎、労働安全衛生に関するトレーニング。また、日本の定期整備の方法である「車検」に簡単に適応できるように、日本式のトレーニングを行います。
彼らは少なくとも3~4ヶ月間の訓練を受けます。
卒業試験
卒業試験合格後、日本で働くための努力と資格の証明として証明書が与えられます。もちろん、卒業試験に合格しなければ3〜4ヶ月では終わりません。
先生たちに囲まれて、1人ずつ卒業証書が渡されます。もちろん、学校滞在中にフィリピンの国家試験にチャレンジすることも可能です。実習生も嬉しそうですね。
外国人技能実習生に日本で活躍してもらうには、事前の選抜と教育がとても大事です。今は、スカイプやZOOMで面接ができる時代になりましたが、大切な会社の『人財』は是非、直接会い、どんな勉強をしているのか、彼らの努力を見て選んで頂きたいと思います。
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