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育成就労・特定技能制度を活用するための企業向けガイド|受入企業が今すぐ知るべき準備と対策

育成就労・特定技能制度 受入企業が今すぐ知るべき準備と活用法 - ARCH plus

はじめに

近年、日本の労働市場における外国人材の重要性はますます高まっています。特に、育成就労制度と特定技能制度の連携が進む中で、これらの制度を正しく理解し、適切に対応することが受入企業にとって不可欠となりました。

本記事では、これからの外国人材受け入れに欠かせない制度の概要や現状、そして受入企業が今すぐ実践すべきポイントをわかりやすく解説します。採用担当者や経営者の方々が「なるほど」と納得できる内容を目指しましたので、ぜひ最後までご覧ください。

外国人材の長期的な定着と活躍を実現するためのヒントが詰まっています。これからの人材戦略の一助としてお役立てください。

育成就労制度と特定技能制度の概要・受け入れ人数の上限

まずは、育成就労制度と特定技能制度の基本的な概要から押さえましょう。育成就労制度とは、外国人が日本で長期的に就労しながら技術や技能を身につけることを目的とした制度です。一方、特定技能制度は、即戦力となる外国人材を受け入れるための新たな在留資格で、特に人手不足が深刻な分野で活用されています。

これらの制度は相互に連動しており、育成就労で一定期間経験を積んだ後に特定技能へ移行するケースも増えています。監理支援機関は、これらの外国人材の育成と就労環境の整備において重要な役割を果たしています。

受け入れ人数の上限は、2029年3月末までに以下のように設定されています。特定技能が最大805,700人、育成就労が最大426,200人、合計で1,231,900人に達する見込みです。これにより、多くの外国人材が日本で活躍できる環境が整備されつつあります。

都道府県別 特定技能1号在留外国人数(令和7年12月末)
▲ 都道府県別 特定技能1号在留外国人数(上位15都道府県)
出典:出入国在留管理庁「特定技能制度運用状況(令和7年12月末)」

育成就労における転籍制限と待遇向上策

育成就労制度においては、外国人労働者本人が事業所を変える「転籍」について一定の制限があります。具体的には、分野ごとに転籍制限期間が1年または2年と定められており、これは当分の間継続されます。

例えば、転籍制限期間が2年に設定されている分野では、最低でも1年間は同じ事業所で就労しなければなりませんが、就労実施者の意思により1年に短縮することも可能です。この制度は、育成期間中の技能習得や職場環境の安定を図るために設けられています。

また、転籍制限がある分野では、待遇向上策も義務付けられています。具体的には、育成就労者の賃金を1年目から2年目にかけて、協議会が定める昇給率に基づいて昇給させることが求められています。これにより、外国人労働者のモチベーション向上と定着率の改善が期待されています。

転籍が可能になることで、働き続けたいと思われる職場づくりがより重要になります。待遇や職場環境の改善は、外国人材の定着に直結するため、受入企業はこの点をしっかりと意識しましょう。

技能実習から特定技能1号への移行と地域間の転入転出動向

技能実習制度から特定技能1号への移行も進んでいますが、その際に居住地を都道府県をまたいで変更するケースが全体の32.8%にのぼることが報告されています。これは、特定技能者がより働きやすい地域や職場を求めて移動していることを示しています。

特に、東京都圏や近畿圏などの大都市圏への集中傾向が顕著ですが、一方で地方では特定技能者の流出超過が見られ、人材確保に苦慮している地域もあります。こうした地域間の移動は、地方の人手不足問題に新たな課題を投げかけています。

受入企業としては、地域の特性や生活環境を踏まえた受け入れ体制を整えることが、外国人材の定着に繋がります。監理支援機関と連携しながら、移住・生活支援の充実を図ることが求められます。

技能実習から特定技能1号への移行時 都道府県間の転入・転出超過
▲ 技能実習から特定技能1号への移行時 都道府県間の転入・転出超過(概数イメージ)
※左側(赤)が転出超過(地方から都市へ)、右側(青)が転入超過(都市部・工業地帯へ)
出典:出入国在留管理庁「特定技能在留外国人数」

受入企業が今すぐ取り組むべき3つのこと(①採用段階のミスマッチ防止、②育成の仕組みづくり、③制度移行の準備)

外国人材の受け入れ成功には、採用段階からの綿密な準備が欠かせません。ここでは、受入企業が今すぐ取り組むべき3つのポイントを解説します。

  1. 採用段階のミスマッチ防止
    仕事内容や生活環境についてできるだけ具体的に伝えることが重要です。仕事内容の理解不足や生活環境の認識違いは、早期離職の原因となります。面接時には仕事内容の詳細、就労場所の環境、住居や通勤手段についても丁寧に説明しましょう。
  2. 育成の仕組みづくり
    育成就労制度開始までの期間に、人事評価制度の見直しを行いましょう。何ができるようになれば評価されるのかを明確化し、小さな昇給や役割の変化で成長実感を持たせることが定着につながります。また、監理支援機関と協力して育成計画を策定し、支援体制を整えることも重要です。
  3. 制度移行の準備
    特に今年の秋以降は技能実習生の面接から育成就労外国人の面接へ切り替わります。夏頃までに制度の理解を深め、育成就労制度への切り替え時期や協議会への加入手続きを進めることがスムーズな移行に不可欠です。

これらを計画的に進めることで、外国人材の受け入れ環境を整え、長期的な活躍を促進できます。

日本の外国人材受け入れ環境とフィリピン人材の魅力

一部では「日本はもう外国人に選ばれない国ではないか」と言われることもありますが、実際には2022年から2024年の3年間で在留外国人は約100万人増加しています。これは日本が依然として魅力的な受け入れ国である証拠です。

日本の強みは、豊富な雇用吸収能力や人材育成を重視した人事制度、そして安全で快適な住環境です。これらが高次元で揃っているため、多くの外国人が安心して働き、生活できる環境が整っています。

特にフィリピンからの人材は、日本との時差が少なく、移動も容易なことから人気が高いです。フィリピン人材は勤勉で協調性が高く、日本の職場文化にも適応しやすいという特徴があります。受入企業はこうした文化的背景を理解し、適切なサポートを行うことが大切です。

まとめ

育成就労制度と特定技能制度の連携は、今後の日本の外国人材受け入れにおいて非常に重要な柱となります。受入企業は制度の概要や制限、待遇向上策を正しく理解し、転籍制限や地域間の人材移動にも対応できる体制を整えましょう。

また、採用段階でのミスマッチ防止や育成の仕組みづくり、制度移行の準備を早期に進めることが、外国人材の定着・活躍に直結します。日本は依然として魅力的な受け入れ国であり、特にフィリピン人材は高いポテンシャルを持っています。

監理支援機関と連携しながら、外国人材が安心して働ける職場環境づくりに取り組むことが、企業の持続的成長にもつながるでしょう。

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